ぽたり途中で茶の旅

〜 ゆっくりポタリングとお茶しましょう。追い抜く際は右側を 〜

女性用モデルの多彩さ

昔も今も女性用スポーツ自転車は存在するのですが、やはり充実度は異なりますね。カタログ見ていて驚きました。

f:id:cure_researcher:20211027135203j:image

女性用モデルの存在

TREKもGIANTもクロスバイクには女性専用モデルがある。これは良いですね。スカートに配慮してトップチューブの下がり方が急な角度になっている気がします。しかしこな程度ではスカートは無理ではないでしょうか。フレームだけでなくサドル等のパーツにも配慮がなされているということですが、あまり違いはわからない気がします。

さらに、GIANTは、もう一歩先に踏み出していて、クロスバイク以外にも女性用モデルを用意していて本気出しているのがわかるのだが…GIANTではなく、Livというブランド名で出していて、なんというか、あまり街で見ることはないですねという感じです。女性でもGIANTブランドのバイク乗っている人の方が多い気がする。

ミキストという名の自転車

昔も女性用モデルはありました。ミキストというモデルで、各社から出されていました。

f:id:cure_researcher:20211104062149j:image

http://araya-rinkai.jp/prm_mixte.html

【現在も販売されているARAYAのミキスト】

実際無いとスカート巻き込みを気にしなければならず不便だと思いますが、チェーンカバーがスポーツ感を損なってママチャリ感が出てしまっています。チェーンカバーと泥除けを外すとかなり美しくかつカッコよくなりそうですが、そうなると、もはやフレームをミキストにする意味は無いですね。

ツノダGRAND PRIXのカタログにもありました。スカートに配慮したためかトップチューブが斜めに下がっていました。現在のクロスバイクは一般モデルも斜めに下がっていますが、ミキストの下がり具合はもっと大きい。現在の女性専用モデルも一般モデル対比下がっていることが多いので、その点では似ています。ただ、上の写真を見てわかるように、その下がり方が大袈裟なくらい大きいですが。ミキストの大きな特徴は、当時のランドナーも現在のバイクも基本は三角形2つの組み合わせなのに対し、ミキストは、前方は1つの三角形(前三角)と同様あるが、後方はトップチューブと、シートポストからのチューブとの2つの三角になっているところ。サドルを保持するための剛性が当時の技術では得られなかったからなのかもしれませんが少し妙なスタイルとも言えます。

女性専用ということで発想は良いのですが、残念ながら一般モデルは複数のモデルやグレードがありながら、ミキストは単一モデル、単一グレードだったと思います。あのフレームデザインが気に入らないと選ばれることはないですね。ミキストタイプは、オシャレな感じとスポーティさを兼ね備えたデザインと言うことはできると思います。

とはいえ、私の場合は、デザインを気にいるか否かではなく、そもそも兄のお下がりなのでミキストも何もなく、ホリゾンタルフレーム一択でした。そしてそのままミキストを知らずに今に至ります。とはいえ、今のスポーツバイクは大なり小なりホリゾンタルではないので、ミキストを嫌う必要はないですね。